国際精神分析学会(IPA)認定精神分析家・精神科医の精神分析、心理療法、カウンセリングのオフィス

宮田善文の精神分析オフィス
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精神分析とは

 精神分析は心の苦しい在り方を本質のところから変化させるセラピーです。それはフロイトが100年以上前に創り出したとてもユニークで深い意味を持った方法を使ってじっくりおこなっていく治療法です。精神分析は世界では社会の中で確立され、発展していますが、一般的なカウンセリングが主流の日本ではまだ本格的な形では根付いていません。とても豊かな力をもつセラピーですので、少しでも気になる方は、どうぞご気軽にご連絡ください。

精神分析が役立つ状態の重要な目印は、過去の人生を通じてできあがってきた、そして自分自身もそれを作るのに関わってきた、「どこか苦しい生き方」、「不自由な制限された生き方」、「何かが欠けた空虚な生き方」などが自分の中にあるという感覚です。「自分自身もそれを作るのに関わってきた」と感じているところが大切です。世界や他者とのかかわりの中で自分でも作ってきた心の生き方のパターンなので、適切な環境と他者の適切な援助があれば、別の形に自分で変化していける道が開かれているのです。

ジークムント・フロイト

 精神分析は100年以上前にオーストリアのウィーンの神経科の医師ジークムント・フロイト(写真右)によって創りだされた本格的な心の治療法です。しかし、分析家になるための訓練が大変なことや、国内での訓練体制の整備に相当の年数がかかったことなどのために、日本では精神分析の本格的な導入が遅れ、治療法としてのその本当の姿はまだ十分に認知されていません。フロイトが精神分析という方法を見つけ出し、確立していった歴史は複雑ですが、最終的にフロイトがたどり着いた、人間の心の苦しみの重要な本質についての見方は私なりに要約すると以下のようになります。

人は他者との関係で生じる苦や不快を回避するという切実な動機のもと、気づかないうちに自分らしさの数々を心の生活の中心から切り離したまま生きてきている。

そうしたことの核心の部分は子供時代に起こり、それは無意識の中で大人になっても影響を持ち続ける。そして心の成長もある部分ではとまったままになってしまう。

自分らしさやそれがもつ創造性や活力から切り離されままでいる状態、心の全体としての自然な成長が滞っている状態は、有限の生を生きる人間において、様々な程度で苦しみの起源となっている。

 フロイトはこうした観点をもちつつ、人間の心の治療法であり理解の方法として精神分析を創り出しました。フロイトの死後も、多くの有能な分析家たちが生涯をかけて精神分析をより有効なものにすることに取り組み、長い年月をかけて精神分析を発展させてきました。今ある精神分析はそうした歴史の恩恵のもとにある、人の心の本質に届く強力な心の治療法だといえます。精神分析は精神医学と心理学に根本的な影響を与えてきており、今ある心理療法のほとんどは精神分析からの流れを何らかの形でくんでいます。

精神分析の治療者

 精神分析の治療者は精神分析家(または省略して分析家)といいます。精神分析家は被分析者(精神分析をうける人)の無意識という、人が心の中で切り離してきている部分、アクセスできない部分という極度にデリケートなものを扱い、自分の心を十分に差し出しながら、被分析者との深い交流を通じて、被分析者の心のありようの変化に向けた作業に被分析者と共同で臨んでいくことになります。そのため分析家は長年の相当な訓練によってその力を身につけていく必要があります。訓練機関は国際的に多数ありますが、フロイトが創設した国際精神分析学会(IPA)が最も伝統があり、厳格な訓練体系をもっています。

 なお、精神分析的な方法でより少ない頻度で行う心理療法を精神分析的心理療法といい、日本では他国と違い、これまではこちらが主流でした。そして、訓練機関の体系立った訓練を受ける形ではなく、一般的な心理療法の知識と経験を土台にしつつ、上級者から精神分析的治療の教えを受けるといった個人的な訓練をもとに日本では長い間、精神分析的心理療法が主に行われてきました。そうした状況が日本への精神分析の本格的な導入が大幅に遅れた背景としてあったと思われます。

集中的かつじっくり行う療法

 私のオフィスでは精神分析(週4,5回でお会いする)と精神分析的心理療法(精神分析の方法を使って週1~3回でお会いする)を提供しています。精神分析や精神分析的心理療法は週の決まった曜日、時間に時間をかけてじっくり会っていくことで他の治療法には無い深い成果を上げる治療法です。何事もスピーディなサービスが多い世の中において、精神分析は手間暇がかかるなとお思いになるかも知れません。ですけども考えてみてください、何事においても本当の変化や成長には手間暇がかかります。例えば語学を考えても、2週に1回の練習ではなかなか話せるようになれないでしょう。精神分析は、多くの場合、首尾良くやりぬくことができれば、その長年の取り組みに十分見合うだけの心の変化や創造性、生き生きした力の実感をその人の人生の中にもたらしてくれます。